2013-06-18

新生FF14、ざっくりインプレッション

MMORPG界久々の超大型タイトルが国内でもリリースということでネット界隈を覗いているとネットゲーマー達は浮き足立ちまくりのご様子。
私も1ゲーマーとして興味があり、ベータ参加に応募をしてみたところ忘れた頃に当選させてくれたのでしっかりとプレイさせてもらいました。

新生FF14のベータテストは大きく4つに分けられており、第3回からはテスターの守秘義務が一部変更となったお陰でゲームの感想を書いたりSSをアップロードしても良いことになりました。なのでほんの少ししか遊んでいない私ではありますが、軽く触った感想なんかをSSと共に少し書き綴らせてもらいます。

グラフィックはとにかくゴージャス。造形の美しさとかテクスチャの描き込み具合、UIのシャレオツ度など……美し過ぎる。流石FFブランド、パない。

私が特に”ぽわわぁ〜ん”と惚れ込んだのはライティングと影。
とにかく光に関する演出がずば抜けて綺麗なのです、ギラギラ照りつける光、ほんのり漏れてくる光。夜にステンドグラスからぼんやりとにじむ光など自然にかつ私好みのコントラストの高い世界演出に一役買ってくれていて、観光するだけの価値のある世界の演出をバッチリ行ってくれています。

私は現在PSO2をバリっと遊ばせてもらっていますが、これだけ美しいグラフィックは羨ましい。これだけ世界を魅力的に演出してくれていたらコミュニティへのネタもそう尽きないだろうと思うのです。

ゲームの内容は、World of Warcraftが発明して現在のMMORPGのスタンダードにしたクエストクリアを中心にゲームを進める内容になっています。

FFのオンラインゲームと言えば10年前にリリースされたFF11が思い浮かびますが、あの頃とゲーム内容ゲーム性は全く別ものです。
もう流石にFF11のゲームスタイルは今リリースされても誰も興味を示してくれない……というより10年前と今ではライフスタイルも大きく変わり、ゲームにそれだけ時間や労力を注げる人もいなくなりました。人との関わり方・距離感も変わりましたしね。

WoW準拠のゲームデザインとなったとの勝手な仮定での話ですが、レベルの上限までは基本ソロで遊べるのでしょう。
クエストをこなしレベリングをしつつ、その脇道に複数人で攻略するダンジョンなどのコンテンツが準備されレベルを上げ切るといよいよ大人数攻略コンテンツにアタックし武具を強化しまくるという内容なのだと思います。

過去のゲームに1人でも遊べますと謳ったゲームが数多いですが、ふたを開けてみると”非常に膨大で非効率な作業をこなせば”という詐欺まがいの内容だったりすることが多いものでした(FF11もソロは可能ですが、短時間ソロプレイで現実的なゲーム進行が可能かというと”普通”の目線では”それはない”というものです)
新生FF14はシングルプレイRPGと比べてもちゃんと肩を並べることの出来る”一般的な一人遊び”が可能なMMORPGに仕上がっていると思われます。

グラフィック・音楽はバッチリ!オールドスタイルのMMORPGのニオイもしないから安心して遊べる!ミコッテカワイイヤッター!と至れり尽くせりの新生FF14。

ただ楽しんで遊んでいてもプレイヤー全員が生き急いでいるかのような雰囲気は少し息苦しくもあります。これはMMORPG(そしてベータテストが1〜3日という長短機関の開催)であるからの宿命でもあるのでしょう。
最終的に遊ぶかどうかは好みの問題、PSO2を楽しんで遊んでいる私は新生FF14がリリースされたら人の流出が避けられないのはやむなしと思いつつも寂しさを感じていますが、プレイスタイル・ライフスタイルに応じた棲み分けが産まれるのではないかと考えています。

今は遊びなんて色々ありますからね。自分でしっかりと取捨選択して自分の愛称にぴったりな娯楽をセレクトするって大事だと思うんです。




オチがないな。えーと、今回の新生FF14BetaはPC版とPS3版の両方で行われていますがPS3版はある意味必見。
限界に近い動作、あのハードウェアでPC版と遜色無く動作する様はウルトラCとか言えません。コントローラーだけで満足に遊べるその様は必見ですよ!一人でもそもそと遊ぶならPCに縛られること無くフリーなスタイルで楽しめるPS3版はオススメします。